ばーにーの日記

その1 〜ばーにー3ヶ月〜


ばーにーのママとの出会い('96.12.17)

ばーにーのママは最初、近くのペットショップでばーにーより1ヶ月程年上の男の子のバーニーズに恋をしてしまったのです。
「あの大きな手と握手したいなぁ。」とだんだん思うようになり、ガラス越しにはべる日々が続いたそうです。
何回か通い詰めたある日、店員さんに勧められて抱く機会がありました。
ふわふわの人なつっこいそのバーニーズの姿に、心が止まらなくなってしまったそうです。
しかし、その子を連れて帰るのに問題がありました。絶対に男の子はダメという家族の大反対。
そうです。サラお姉ちゃんがいたのです。
それでもバーニーズを忘れられないママは、その男の子に会いにいってしまいました。
そしてその時、「別のお店に女の子のバーニーズがいるよ。」という運命の情報を耳にしてママはとんでいきました。

ママが来た時あたし達はちょうどご飯の時間だったの。
あたしは何だかゲージからでれるっていうんでご機嫌だったけど、ママはあたしの顔が「何かこわーい。」 「目つきが悪い。」 「愛嬌がない。」 だのさんざん文句いってたわ。
失礼ね。
そして、さんざん悩んだあげくパパが「連れて帰ろう。」っていってくれたの。
うれしかったけど、今から思えば、バーニーズ探しにほとほと疲れてただけかも。
というわけで、あたしはママのボーナスで新しいお家に行くことになったの。
そして、車の助手席でママの膝に抱かれてお家にやってきたの。
この時ママはあたしが車に酔うんじゃないかって心配してくれてたわ。

ばーにーとの生活、はじまり ('96.12.17)   

あたしがお家に到着したのは夜の9時前でした。
無事に車に酔いもせず、ポテっとママの膝に乗り、暴れもせずおとなしく新しい家に到着しました。
とりあえず、何が何だかよく分からないし、愛想も振りまかず、きょとんとしていたの。
今思えば、きっと猫をかぶっていたと思われてるわ。
あたしは赤い首輪にサンタ柄のバンダナ姿。子犬のぬいぐるみ姿。ふわふわに大きな手。
ばーにーのママの胸は期待と責任感でいっぱいよ。
と、ついてきた「上手な育て方」飼育マニュアル片手に新しい生活が始まったのでした。
それまで、ゲージから出たこともあまりなかったもんだから、体がきっとなまっていたのね。
ママや家族はあたしのことおとなしい子だなぁ、て。
その晩はペットショップでもらった「おりこうさんセット」(段ボール箱仕立ての小屋)を組み立てた箱で寝ることになりました。
あたしは結局一度も、夜泣きをすることはなかったわ。  

ばーにーのお食事 ('96.12.18)  

ばーにーのご飯はドッグフードのドライタイプをお湯で人肌ぐらいにふやかしたもの。
量はちょうど頭の大きさと同じぐらい。
ペット屋さんで食べていたのと同じやつ。3sの袋を2回買いました。値段は一袋\3500ぐらい。
ちょっと高かったので後は近くのホームセンターでサイエンスダイエットのグロースを与えました。
回数は朝晩の2回。本当は3回ぐらいでもよいくらいだが仕事の都合で日中は無理。
ばーにー、ぶっこわす ('96.12.18)       
朝、起きてびっくり。
「おりこうさんセット」は崩壊し、子犬がフローリングの上でウンチをして、はしりまわっている・・・
もちろん唖然としたが、口を開けている暇はない。
大掃除、食事の準備(ドッグフードをお湯でふやかして人肌にしなければならない)、それに自分の身支度。
時間がない!!
とりあえず、仕方なしにこの日は玄関に子犬をつなぎ家を出ました。
とりあえず、すごい ('96.12)
最初に家に帰ってきたのはママの妹だった。
あまりにすごい惨状に言葉もなく、であった。
この頃のばーにーは一日に10回以上も排便をしていた。大型犬はすごいんだな、とこの時初めて知った。
それから、サークル、おねしょシーツ、鎖、etc.・・・。急いで揃えるはめに。
しかしこの時、雑貨屋さんであったばーにーのママは毎晩遅く帰るため、何もかも終わっていることが多かった。
でも、ばーにーは夜中でもひょいと起きるとおしっこをするのであった。
ばーにーに最初に教えた言葉は「しー、しー」かもしれない。

  

 

   

  

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'97.07